辛い症状へのレメディー
花粉症といえば、くしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみ…、様々な症状が一般的。
そんな辛い症状にまずはレメディーで対処してみませんか?
① まずは初めてさんでも簡単に選べるよう、ファーストチョイスのレメディーを紹介します。
- アレルギー全般 Apis (エイピス)
- くしゃみ Nux-v (ナックスボミカ)
- 鼻づまり Puls (ポースティーラ)
- 目のかゆみ Apis (エイピス)
- 鼻のかゆみ Sabad (サバディラ)
- 喉のかゆみ Wye (ウェイシア)
- 目の充血 Euphr (ユーファラジア)
- 涙が出る All-c (アリュームシーパ)
基本のキットに入っていないレメディーは、単品で購入していただいています。
② 他にも私が花粉症の方にお勧めしているレメディーがあります。どれもホメジャ(ホメオパシージャパン)製です。
- Apis+S+C (ミツバチ、スズメバチ、チャドクガ)
- サポートHist (ヒスタミンコンビ)
- K-kousa (黄砂)
- K-PM2.5 (PM2.5)
Apis+S+Cは、強力なヒスタミンの成分を持った昆虫のレメディー。サポートHist と共に様々なアレルギー反応に対応できます。
③ レメディーのとり方
今の症状に合いそうなレメディーを選び、1粒舌下で溶かします。ご自身を静かに観察して、症状が少しでも楽になるかを感じてみます。 同じレメディーを数分後にもう一度リピートしてもいいです。 それでも、症状改善が見られない時は別のレメディーを試していきます。
または、症状に合いそうなレメディー数種類をペットボトルの水に1粒ずつ入れ、飲む度にボトルをシェイクして、チビチビ飲んでみるのもOKです。
症状を楽にしてくれるレメディーが見つかると、辛い時期を乗り越えやすくなります。
花粉症の原因は本当にスギ花粉⁈
アレルギー検査で、原因はスギ花粉と分かっているのに、何故、環境汚染レメディーの黄砂やPM2.5で症状が楽になったりするのでしょう?
また、何故、杉の木が多くある山や田舎よりも、杉の木が少ない都市の方が花粉症の発症率が高いのでしょうか?
花粉を大きく拡大してみると、都会の花粉には色々なゴミが付着しているのがわかります。
特にPM2.5と排気ガスの混合物が花粉症の悪化を増強させるアジュバンドになるのだそう。
つまり、花粉症の症状は、スギ花粉そのものだけでなく、それに付着している、大気汚染物質が原因の一つであることがわかります。PM2.5、排ガス、黄砂、放射能、PCB…、いっぱいあります。
内海聡先生曰く、「花粉を白い野球ボールとすると、白いボールが飛んで来たら、手で受け取ろうとしますよね、でも、それが💩まみれのボールだとすると、受け取りたいでしょうか? 手で払いのけるのでは? その手がやっている事が、私たちの免疫反応です。目から出る涙や鼻水で💩を洗い流し、くしゃみで💩を弾きだす。💩を瞬時に判断し免疫の力で体に入れないようにする。いつも体は正しい反応をしているんです。」と。
なので、「花粉症などのアレルギー疾患は、体が正しく反応しているだけで、病気ではない」と仰います。
つまり、体そのもの(=根本)の問題だと…。
さらに、ホメオパシーでは、「💩を処理する許容量が満杯で、これ以上💩を受け取れません」という身体からのメッセージであり、症状こそが体の状態を教えてくれるありがたいものだととらえます。
毎年薬剤を使って、症状を抑圧していると、さらに、薬剤による医原病を加えることになり、ますます体の問題を複雑化させ、💩を処理することができなくなっていきます。
毎年、レメディーを使っているのに良くならない!
医薬品のアレ○ラを使う前に、レメディーをとってみて、 「あ~、症状が軽くなった、良かった~、お薬飲まずに済んだわ。」を毎年繰り返していませんか?
副作用のないレメディーを使っていれば、本当に花粉症は改善できているのでしょうか?
それはNo!です。
アレルギーが春(秋)の花粉症の時期だけ起きて、他の季節はアレルギー症状は見られず、別の症状(皮膚湿疹や喘息)が出たりすることがあります。
これを間欠性の疾患と言って、周期性(パターン)を持っている根っこが同じ慢性病とみなします。なので、辛い症状が出ているときは、その時だけ慢性病が急性病に変化しているだけ、ということです。
花粉症は季節性の風邪やただの急性病のように扱われがちですが、実は、れっきとした慢性病なんですね。
つまり、最初にご紹介したレメディー達が、慢性病が急性病へ変化した時に対応するものだと気づかれると思います。
これらのレメディー達(植物由来)は辛い症状を緩和してくれるのですが、慢性病には対処していません。つまり、毎年とっているのがお薬ではなく、レメディーに代わっているだけで、花粉症になる体そのものを治してはいないのです。
本当の花粉症の改善とは?
次の年には症状が戻ってきてしまう。こんな周期性(パターン)をもった症状をホメオパシーで解決できるそんなレメディーがあるのでしょうか?
嬉しいことに、答えは Yes!です。
そのレメディーは、ハーネマンが初めてプルービングをしたという、キナ皮のレメディー、チャイナ(China)です。
Chinaは根本のマヤズム傾向を治癒することはできないのですが、症状が再発するのを防ぎ、中和する作用があります。
Chinaにより症状再発の傾向が治まってくると、ホメオパシー療法の醍醐味である、根本治療に移っていくことができます。急性の症状が静まっている、夏、秋、冬がそのチャンスです。
相談会で、マヤズム治療や根本治療が進んで行くと、年々、症状が楽になっていくという状態が見られ、クライアント様にとってもホメオパスにとってもすごく嬉しいものです。
花粉症の方をはじめ、アレルギー疾患の方のホメオパシー的対処は時間がかかります。
ステロイドや、ヒスタミン剤など、お薬を沢山とってこられた方は医原病による影響も大きいので尚更です。
ですが、治癒への方向性を理解し、ご自身の自己治癒力を信じて、ゆっくり、じっくり、諦めず、生活習慣を見直しながら取り組んでいただけると、改善の方向に進んでいけると思います。
お薬を頼らず、ご自身の自己治癒力を信じていける方が増えるといいなと思います。
改善された方の事例(50代男性)
クライアント様は、2020年春に花粉症の急性症状がChinaで楽になるのを体験され、レメディーを取り始めらました。今年で4回目の春を迎えられます。
相談会開始当時はアレ○ラを毎日服用。それでも、症状が辛い日には、錠数でコントロールされていました。
それから年々アレ○ラを服用する回数が減り、昨年は10粒だったそうです。
この方は、症状が出ていない、夏、秋、冬の間も、Chinaをはじめとする処方レメディーをきちんととってくださいました。
花粉症は春以外は症状が消えているので、レメディーの必要性を感じにくいです。
ここで、諦めず続けてくださると、結果が変わってくると思うのですが、残念なことに続けられる方は少ないです。
私の説明が足りないのかな…?と、反省もしています。
この方がとられた処方レメディーはアルポという5万倍希釈の液体レメディー。
レメディーのポーテンシーを調整しながら、1種類のレメディーを長~く使います。深く優しく作用して行くので、好転反応がほとんど無く過ごされています。
この方がとられた花粉症へのレメディーの種類は8種類、マザーチンクチャーは1種類です。
Chinaはというと、今もずっと使っていただいています。
アレルギーにこんなに良い対処法があるのに、知られていないのがもったいなくて…。今回、ブログに書いてみたというわけです。
この処方は、オランダのストットラーという先生から学びました。今まで、どれだけ先生に助けられたことか…。
私にとって、由井寅子先生はホメオパシーの基礎を教えてくださったとても大切な先生。
そして、ストットラー先生はクライアント様に相対するときの哲学と理論を教えてくださった先生です。
素晴らしい二人の師に恵まれて私は幸せです。
世界を見ても、このような処方を学んだホメオパスはごくわずかだと思います。(ちょっと自慢^^)
アレルギーや花粉症で悩んでいらっしゃる方、ぜひ一度、このニッチな処方を試してみませんか?
[くすのき]でお待ちしています。